タレントの手越祐也(37)が10月スタートの日本テレビ系ドラマ「ぼくたちん家」(日曜、後10・30)に出演し、主演する及川光博(55)の恋人役を務めることが18日、分かった。手越のドラマ出演は7年ぶりで、今作では人生や恋に冷め切ったクールなゲイ役。ともに“王子”と呼ばれた2人が、予想外の役どころで夢の初共演を果たす。
撮影を前に、及川との初対面を果たした手越。「僕は人との距離を一気に縮めるタイプなので、初対面から『ミッチー』と呼んでしまって」と笑いながら明かしつつ、「とても気さくで明るい方で、すぐに打ち解けました!」と、明るく振り返った。
一方の及川は「手越くんの全開のポジティブパワーに出会い、その勢いに圧倒されました。私もよく“陽キャ”と思われがちですが、実は『ビジネス陽キャ』なんです」とタジタジ。それでも「手越くんはまさに天然の陽キャですね。現場のムードメーカーとしても素晴らしく、共演者としてとても心強い存在です」と、早くも信頼感を口にした。
手越が演じるのはクールな中学校教師・作田索。人生や恋に冷めきったクールなゲイだが、及川演じる心優しいゲイ・波多野玄一との出会いで翻弄(ほんろう)されていく。役に合わせておなじみの金髪を真っ黒にするなど、驚きのイメチェンも敢行。この日、及川との2ショットで新鮮な姿が公開された。
脚本を読みながら「自然と笑みがこぼれたり、涙があふれたり、心が大きく揺さぶられました」という手越。自身の役については「僕自身、愛の形は人それぞれで、誰かがそれを批判したり否定したりするものではないと考えています」と言い切る。
その上で「互いが幸せならそれでいいじゃない!と、これまでの人生で感じてきた思いや、『みんなが悩みを抱えながら生きていて、みんなが同じでなくてもいいんだよ』というメッセージを伝えたいです」と、今作への熱い思いを口にした。