今年5月、酒を飲んだ状態で車を運転し走行中の車に衝突して4人にけがをさせたにもかかわらず、その場から立ち去った罪に問われている米海兵隊員の男に対し、那覇地方裁判所は執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。
この裁判は米海兵隊キャンプハンセン所属の上等兵アイヴァン・ガルシアマルティネス被告(20)がひき逃げと過失運転致傷の罪に問われているものです。
これまでの裁判で検察側は懲役2年を求刑し、弁護側は執行猶予つきの判決を求めていました。
19日の判決公判で那覇地裁の大嶋真理子裁判官は、「酒気帯び運転のほか救護や警察への報告を怠っていて厳しく非難されなければならない」としたうえで、被害者への相応の賠償が見込まれることなどを理由に、ガルシアマルティネス被告に対し懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。