漫才師のザ・ぼんちが19日、大阪市内で「ザ・ぼんち芸道55周年記念単独ライブ~漫才はとまらないッ~」ツアー開催を発表した。すでに発表している10月26日のなんばグランド花月公演を皮切りに、12月14日に東京・ルミネtheよしもと、来年1月末から2月上旬頃には台湾公演を行う。
大阪公演ではメッセンジャー黒田に加え、モンスターエンジン、金属バット、吉田たちといった、5月の「THE SECOND」グランプリファイナルでしのぎを削ったコンビがゲスト出演。東京公演も笑福亭鶴瓶、NON STYLEら豪華な面々がそろった。
台湾公演は里見まさとの「とことん、いくところまでいこう」という発案で決定。「全部は無理でも、ちょっとは言葉は頑張ってね」と、現地の言語でネタ披露にも意欲を見せた。ぼんちおさむも「台湾の先もあるかもわからんで。燃料切れたら燃料を入れてね、また行ったらええねん」と、世界進出に意欲を見せた。
大ベテランながら中堅芸人とともに賞レースに挑み、「THE SECOND」でも大きなインパクトを残した2人。来年の再挑戦も視野に入れる一方で、まさとは「数年前から覚悟だけはしております。舞台に出て、『これはきついな、おじいちゃん2人で』という絵面になったり、笑いが取れなかったり。その前にどこかで線を引こうかと、いつも思ってます」と、覚悟を語る。
横でうなづいていたおさむも「笑いたくて来ている人、悩んでいる人、気持ちが沈んでいる人も、笑って一瞬でも嫌なこと忘れてくれたら、それだけで僕は幸せですから。そういう漫才を続けていけたら」と、今後の目標を語る。
会見終了後には、まさとが「言うときます。ザ・ぼんち、漫才大賞取ります!」と、高らかに宣言。衰えぬ笑いへの情熱を見せていた。