元私立恵比寿中学の歌手・柏木ひなた(26)の新曲「大好きで大嫌い/しゃるうぃーだんす」(27日配信)を、同グループの安本彩花(27)が作詞作曲していることが18日、分かった。現役アイドルから卒業メンバーへの楽曲提供は珍しく、同じグループで10年以上をともに過ごした「戦友」2人の、時を超えた友情コラボ。柏木もレコーディング時まで知らず、安本がサプライズ報告した直後の2人を直撃した。
誰が作詞作曲した新曲なのか知らぬまま、柏木はレコーディングスタジオにやってきた。スタッフと雑談し、さあ、開始…となった瞬間、機材の裏から安本が「ワァ!」と両手を広げて飛び出してきた。
楽曲提供したのが安本だと伝えられ、柏木は「飛び出てくるからびっくりして、さらにもう一段の驚きがありました」と笑う。えびちゅうのライブで顔を合わせ、普段も連絡を取り合っていただけに、安本は「ひなたにはサプライズだったので、しめしめと思ってました」と、してやったりの表情だった。
自身のソロ曲を手がけてきた安本だが、外部アーティストへの提供は初。「大好きで-」のテーマは「ひなたのラブソング」だという。初の本格的な恋愛ソングで、安本は「ひなたは自分から『かわいいんだぞ』ってアピールするのがちょっと苦手。せっかくひなたの曲を作るなら、みんながモヤモヤしていた『ひなたはこんなにかわいいのに!』ってところをしっかり表現したいと思い、素直になれないピュアなかわいいらしさを表現しました」と説明する。
柏木のえびちゅう在籍期間12年をともに過ごした同学年で、互いに「戦友」と呼び合う安本だからこその楽曲。「しゃるうぃ-」も書き上げ、提供が決まった日について「帰り道に歌詞を考えて、帰ってすぐに作曲を始めて、その日に大枠はできて。初めてのことで、クリエーターとしての新しい扉も開かせてもらった」と振り返るほど、運命的なベストマッチとなっている。
26日のワンマンライブでお披露目する柏木も「私の性格を分かってないと書けない歌詞だって、すごく思いました。『私かわいいでしょ♡』とか絶対に言わないけど、やすの力で言わされちゃってる。絶対にみんながやすに『ありがとう!』って思うと思う。私が思うもん!」と照れ笑い。ディレクションも安本から受け「『卒業しても一緒に音楽をやれたらいいね』と話していたので、それが現実になったなって感じです」とかみしめていた。