大阪府にある国指定の史跡の一部に、伐採された大量の樹木が埋められているのが見つかりました。
大阪府和泉市と泉大津市にまたがる「池上曽根遺跡」は、弥生時代を代表する大規模な環濠集落で、国の史跡に指定されています。
和泉市によると去年6月、現地で発掘調査をしていたところ、伐採された大量の樹木が埋められているのが見つかりました。
被害は東西28メートル・南北18.5メートルの範囲に及んでいて、最大で2メートルの深さまで掘られていたということです。
現場の状況から、何者かが無断で掘って樹木を埋めたとみられ、市は文化財保護法違反の疑いがあるとみて、警察に被害を相談しています。