5キロ5980円の「新米」も…高値の理由は農家からの買い取り価格UPと2024年産銘柄米の高止まり

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全国の店頭で新米の販売が始まったが、その価格が驚異的な高騰を見せている。名古屋市の米専門店では、5キロ5980円という衝撃的な値段で新米が並び、福井県のスーパーでも地元ブランド米が4514円で販売されるなど、昨年に比べて約1700円も高くなっている。この急激な値上がりの背景には、農家からの買い取り価格の上昇や、2024年産銘柄米の高止まりがあると専門家は指摘している。

今年の新米は、過去の猛暑や水不足の影響を受けつつも、品質が確保されたとの声もあるが、消費者の懸念は依然として強い。東京板橋区のスーパーでは、新米が見当たらず、販売期限が迫る中、在庫の問題が浮上している。政府は備蓄米の販売期限を今月末までと定めており、売れ残った場合の対策は不透明だ。専門家によると、販売期間の延長が新米の価格に影響を与える可能性があり、今後の動向に注目が集まっている。

「手が出ない」と語る消費者も多く、価格高騰により新米の購入をためらう声が増えている。米の平均価格は3737円に達し、銘柄米は4000円を超えるなど、ますます厳しい状況が続く。新米の価格が今後どうなるのか、そして消費者がどのように対応するのか、緊迫した状況が続いている。

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