落語家の(73)が、16日放送の系「鶴瓶サンドウィッチマンの夏旅2025」(後4・05)に出演し、とのエピソードを明かした。
鶴瓶とお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が、それぞれのゆかりの地を訪ねるロケ番組。今年が3回目で、女優の中条あやみが毎回、ゲスト出演している。
東京進出後、司会を務めた番組がことごとく終了し、ピンチに陥った鶴瓶。そこで起死回生となったのが、「」のレギュラー出演だった。番組の敏腕プロデューサーの故・横澤彪さんから声を掛けられて快諾。1987年のことだった。
同番組は名だたる人気者が出演し、卒業しては、また新たなレギュラーが出演という循環を繰り返していた。鶴瓶は「みんな辞めていくじゃないですか。さんまも辞めて、鶴太郎さんも辞めて。みんな辞めていったんですよ」と振り返り、「“俺も辞める”言うたら、さんが“あんたダメだよ”って、止められた」と打ち明けた。
「“何で?みんな辞めて、若い子が出た方がいい”って。そしたら、“あんたはダメだよ。やっときなよ”って」
が引き留めた理由は明かされなかったが、鶴瓶は「東京でちゃんと確立したものを持ってない時期やったと思うんですよ。“やっていたらいいんだよ、これは”って、さんにはそう言われた」と、推測をまじえて話した。
さらに、からは感激の一言をもらったという。「“終わるまで一緒にやろう”って。そこがうれしかったね。“やってたらいいんだよ、これ”って」と驚きながら振り返り、「そんなん言う人ちゃうのにね。そのおかげやね。今やっているのは」と感謝を口にした。
鶴瓶は番組が終了する2014年まで、27年にわたり出演。の希望を叶えるべく、完走した。