8月17日はオホーツク海を北東へ進む低気圧からのびる前線が北海道付近を通過します。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
北海道北部では朝から激しい雨が降っていて、天塩町では、午前7時20分までの3時間で114.5ミリと観測史上一番の大雨になっています。
天塩川水系のロクシナイ川と北ウブシ川は、水位が堤防の高さを超えているとみられます。
また、大雨で土砂災害のリスクが高まっているとして、天塩町、幌延町、中川町には土砂災害警戒情報が発表されています。
天塩町によりますと住宅の床上浸水、床下浸水も発生。
町は役場と天塩小学校を避難所として開設し、避難を呼びかけています。
今後、予想される1時間降水量は多い所で、日本海側北部とオホーツク海側北部で50ミリ、日本海側南部と太平洋側東部で30ミリです。
また18日朝までの24時間降水量は日本海側北部とオホーツク海側北部で120ミリ、日本海側南部と太平洋側東部で80ミリの予想です。
日本側北部では17日昼過ぎにかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害に警戒してください。
また、北海道地方では18日明け方にかけて竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意してください。