広島府中町強盗殺人事件 16歳少年と18歳男を起訴 18歳の特定少年の実名公表「重大な事案」広島地検

今年4月、府中町で男性が金品を奪われ殺害された事件で、広島地検は16歳の少年を強盗殺人の罪で18歳の男を強盗致死の罪で起訴しました。

起訴されたのは、府中町に住む建設作業員の16歳の少年と、少年の職場の同僚で海田町に住む徳永孝志被告18歳です。

起訴状によりますと、2人は今年4月、府中町の公園で、東京都の会社員の男性から金品を奪おうと考えて暴行を加えたうえ、少年が木の棒で頭部を数回殴打し殺害。現金8万円あまりが入った財布を奪って逃走した罪に問われています。

今回の事件をめぐっては2人と共謀したとして松山市に住む無職の18歳の女が恐喝の疑いで家裁送致され、その後、保護処分が決定しています。

改正少年法により18歳・19歳の特定少年は起訴後の実名報道が可能となり、広島地検は氏名を公表した理由について「重大事案で地域に与える影響を考慮した」としています。

テレビ新広島は、結果は重大で社会的影響も大きいことなどから、実名報道することが妥当であると総合的に判断しました。

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