観光客による迷惑行為が深刻な問題となっている鎌倉市の海沿いの踏切で、住職が憤りをあらわにしています。スラムダンクの聖地として知られるこの場所では、観光客が無秩序に行動し、寺の敷地に侵入する事態が相次いでいます。特に、警報が鳴る中でも線路に立ち止まり、ポーズを決める観光客の姿が目立ち、地元住民や寺の関係者の懸念が高まっています。
観光客による迷惑行為は、オーバーツーリズムの影響で悪化しており、敷地内にゴミを放置するなどの行為がカメラに捉えられています。さらに、注意を受けた観光客が逆切れし、暴力行為に及ぶ場面も確認されており、現場は混乱を極めています。住職は「生き通り以外の何物でもない」と語り、寺の尊厳が脅かされていることを訴えています。
鎌倉高校前駅周辺のトイレが閉鎖される中、観光客の迷惑行為は周辺地域にまで広がりを見せており、地元の担当者も問題を認識していますが、対策の実施には時間がかかるとのこと。観光地としての魅力を保つためには、迅速な対応が求められています。このままでは、鎌倉の名所が観光客の無法地帯と化してしまう危険があります。