北朝鮮・金総書記の妹与正氏「拡声器撤去」を否定 韓国・李大統領の緊張緩和策に応じず 米韓合同軍事演習も非難

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北朝鮮の金正恩総書記の妹、与正氏が韓国に向けた拡声器の撤去を完全に否定しました。今日、与正氏は北朝鮮が韓国軍の主張するように、軍事境界付近の拡声器を撤去したことは一度もなく、今後もその意向はないと明言しました。この発言は、韓国の李大統領が南北の緊張緩和を図るために拡声器を撤去したとの見方を打ち消す形となりました。

与正氏は、18日から開始される米韓合同軍事演習についても強く非難し、これが韓国に対する敵対的な行動であることを指摘しました。彼女の発言は、北朝鮮が対話を拒否し、緊張を一層高める姿勢を示していることを示唆しています。また、ロシアのプーチン大統領が北朝鮮の立場をアメリカに伝える可能性があるとの報道に対して、与正氏は「アメリカと向き合うことはない」と強調し、北朝鮮の独自の立場を貫く意志を表明しました。

この発表は、南北関係のさらなる悪化を予感させ、国際社会に衝撃を与えています。緊迫した状況が続く中、今後の動向に注目が集まります。北朝鮮の強硬姿勢は、韓国やアメリカとの関係にどのような影響を及ぼすのか、世界が息を呑んで見守っています。

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