早朝の閑静な高級住宅街で、大きな黒い犬を散歩させていたのは、お笑いコンビ「」の(41)だった。
お盆シーズンということもあり、行き交う人も多くはなかったが、トレードマークの金髪に、真っ赤なパンツ姿の彼は、住宅街ではかなり目立つ。
同じように犬と歩いている人々から声をかけられていたが、彼は、そのたびに笑顔を見せ、ほがらかに挨拶を返していた。
本誌が彼を目撃したのは、女優・二階堂ふみ(30)との結婚発表から数日後、二階堂の自宅マンション付近だった――。
《如何せん二人共に個性やこだわりが強いもので、時には衝突し時には落ち込むこともありましょうが、最後は笑って前を向ける、そんなゆるく朗らかな家庭を築いていきたいと思います》
8月10日にXで、結婚を報告した二階堂と。その交際を知る者は、ごく限られていたという。
「8月に入り、さんが結婚するという話は、彼の所属事務所内でも噂されていたそうですが、お相手が二階堂ふみさんだということは、事務所幹部でも本当にギリギリまで知らされてなかったそうです」(芸能プロダクション関係者)
は11日に生出演した『』(フジテレビ系)で、「まだみんなで住んでいる部屋が残っているんで、そちらと行き来しつつ」と、シェアハウスと二階堂の自宅を行き来する“二拠点生活”をしていると明かしていた。
芸能界でも熱心な動物愛護家として知られている二階堂。自宅を選ぶ基準も“動物ファースト”だったという。
芸能関係者によれば、
「’16年公開の映画『何者』で共演して以来仲がよい、友人の有村架純さんも、二階堂さんの自宅について『動物のためにおうちも環境を整えているし、自分のためっていうより、動物のために生活しているおうち』と語っていました。
“動物たちのためによい環境”を求め続けていた結果、’23年秋に29歳の若さで、億単位のローンを組んで、かなり広々としたマンションを購入したのです。いまは、そのお宅にさんも通ってきているのでしょう」
新婚スタートにあたって、は、彼女の動物愛護活動のサポートも始めているのだ。今年2月、彼女はWEB上のインタビューでこう語っていた。
《今暮らしているのは、犬が3匹と猫が4匹です。犬の1匹は預かりのボランティアです。今は3匹別々に散歩へ行っているので、お散歩が大変》(「ヤマト運輸公式」2月22日付)
どうやらは、二階堂が預かっていた保護犬の散歩を手伝っていたようだ。まだお互いに慣れていないためか、犬はしばしば道に座り込んでしまい、歩こうとしなくなるときもあった。困惑した表情を見せながらも、の、犬が再び歩きだすのを気長に待っている様子が印象的だった。
■両親や、おじおばがみんな離婚していた
この結婚発表が関係者たちを驚かせた理由の一つは、2人のライフスタイルが真逆といっていいほど違うからだという。
前出の芸能関係者はこう語る。
「さんは、整理整頓には無頓着なようですが、二階堂さんはきちょうめんなタイプです。さんも結婚発表後に出演したテレビ番組で二階堂さんのお部屋について、『初めてです、掃除がちゃんと行き届いている部屋は』と、語っていました。
またも、二階堂さんは動物愛護の観点から肉類は口にしないようにしており、食事は野菜や魚介類が中心なのだそうです。
いっぽうさんはを“草”と呼ぶほど、野菜が大嫌いで、“栄養はサプリメントでとれば十分”などと言っています」
そんな真逆な2人だが、結婚発表には、強い意志を感じたと語るのは、二階堂の仕事関係者だ。
「《二人共に個性やこだわりが強い》や《時には衝突し》といった文言から、ご自分たちの関係を客観的にとらえているのだなと思いました。二階堂さんは’14年、慶應大学にAO入試で合格。さんも同志社大学卒というインテリ夫婦ゆえでしょうか。
また、二階堂さんは’21年に出演したバラエティ番組で、占い師から“離婚の星”を持っていると指摘されたとき、自覚していると答えています。ご両親は、二階堂さんが11歳のときに離婚し、父方母方の、おじおばたちも全員離婚しているのだそうです。それだけに、“自分は絶対離婚したくない”という思いが強いようです。
欧米では婚前契約書を交わすカップルも多いそうですが、二階堂さんとさんは、“絶対離婚しないための契約”ともいえる夫婦ルールについて話し合ってきたのだと思います。そんな覚悟が結婚発表の際の《最後は笑って前を向ける》という言葉に込められているのでしょう」
が保護犬の散歩を手伝っていたのも、新婚家庭での約束の一つなのか。
「それに加え、2人とも合理的な面があることでは共通しています。二階堂さんも仕事でロケなどがあるときは、動物たちの散歩をペットシッターに託しています。またさんも、“結婚しても家事はやらない。業者さんに頼んだほうがいい”などと公言していました。“家事の分担で衝突するよりも、専門家に”といったルールも決めているかもしれません」(前出・二階堂の仕事関係者)
生涯の相方にを選んだ二階堂。家族につきまとってきた“離婚の星”を追い払うことはできるか。