青春18きっぷの改悪が波紋を呼んでいる。2024年度の販売枚数が昨年度比で約41万枚、なんと30%以上も減少することが明らかになった。コロナ禍からの回復を見せていた中、JR各社は利用条件の変更を強行し、利便性の低下が利用者離れを招いたとみられる。
青春18きっぷは、1982年に登場以来、若者たちに愛用されてきた乗車券だが、今後は利用方法が大きく制限される。従来のように連続した日でなくても使用できたのが、冬からは5日連続または3日連続での利用に変わり、さらに1枚の切符を複数人で使うことも不可能に。これにより、旅行の自由度が大幅に制限されることに。
JR東海は、販売実績が減少したものの、各エリアに応じたお得な切符を展開する意向を示しているが、利用者の反発は強い。多くの声が、以前の自由な利用方法への復活を求めており、「青春はいつか終わるものだ」との悲痛な叫びも聞こえる。
学生層の利用が減少する中、今後の利用促進策が急務だ。利用者の減少が続けば、JR各社にとっても深刻な問題となるだろう。青春18きっぷの未来が危ぶまれる中、果たしてこの状況は打開されるのか、注視が必要だ。