自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、2024年不起訴となった萩生田光一衆院議員の政策秘書について、東京地検特捜部が一転して、略式起訴しました。
略式起訴されたのは萩生田光一衆院議員の牛久保敏文政策秘書(46)です。
牛久保秘書は2020年から2022年に開催された政治資金パーティーをめぐり、旧安倍派から寄付金あわせて1952万円を受け取っていたにもかかわらず収支報告書に記載しなかったとされています。
この事件をめぐっては刑事告発を受けて捜査してきた特捜部が2024年12月、「起訴猶予」としました。
その後、検察審査会が「起訴猶予にすることを続ければ虚偽記載はなくならない」として、「起訴すべき」と議決し、この議決を受けて再捜査を行った特捜部が判断を覆した形となりました。