「まだ腹立つ」キングオブコント準々決勝“ネタ中”に客が離席、人気芸人が大激怒も「お客にはお客の事情がある」ネット賛否割れる

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 次世代のコント師たちが繰り広げるコントの頂上決戦として、毎年、お笑いファンが楽しみにしている『』。2025年秋の決勝に向けて、今年も熱い予選が開催中だが、そんなの準々決勝(東京大会)でのネタ披露中に、最前列の客が席を立ったことに、あるコンビが不満を爆発。お笑いファンの間で議論となっている。

《準々決勝終わりました!僕らはベストパフォーマンスでしたが、一発目のボケ直前で一番前のお客さんが席立ったのは爆裂動揺しました!勘弁してよね~!》

 8月13日、自身のXにそう書き込んだのは、2022年の「」ファイナリストでもあるお笑いコンビ「いぬ」の有馬徹だ。

「それでも勝ち進んでいれば、まだよかったのでしょうが、結果、『いぬ』は準々決勝で敗退。最前列のお客に席を立たれたことが、よほど腹に据えかねていたのでしょう。有馬さんは翌日になっても、

《まだ腹立つ。最前列の上手側の席を立って客席中央を練り歩き急ぐわけでも屈むわけでもなく下手出口から出ていった。一発目のボケの直前よ。そこほんと繊細やからやめてほしい。あと俺らがネタ終われば休憩だった。芸人みんなこの数分に人生丸ごと投げ込んでるんだ。これ以上は勘弁してくれ。頼む》

 と投稿し、そのときの状況を細かく説明。人生を賭けた大舞台でのパフォーマンスを乱されたことに、不満を露わにしました」(芸能記者)

 こうした有馬の訴えに、コメント欄では

《1年間この大会の為に芸を磨いたのに邪魔されたら怒るのは当然だと思う 1ネタも我慢できないぐらい体調悪くなる可能性を孕んでる人は芸人の人生がかかった大会を最前列で見るべきではない》

《客側としてもこれやられると腹立つ ネタを楽しもうと集中してるのに邪魔 モラル終わってる》

 と、有馬の意見に共感する声もある一方で、

《その辺にしとけよ 急に体調が悪くなった可能性もあるだろ? お前らを落としたくて、意図的に邪魔してきたことが確定してるならそのテンションでいいけど》

《最初の投稿でやめとけば良かったのに、わざわざセルフリツイートしてその観客に追い討ちする意味ありますか?》

《ださ、お客にはお客の事情がある。それともお客はお前らのボケのタイミングまで把握しとかないといかんの?ださ》

 など、有馬に対して批判的な指摘も多くなされている。

「この件については、霜降り明星の粗品さんも9月3日配信のYouTubeで言及。演者側の立場から、ネタ中に席を立たれることについての厳しさを説明。『最前列の人が立つっていうことは、2列目以降の客全員の視界に入るってことやからな』と語りつつ、体感として『(客が動くと)明らかに笑いの数は減る』とコメント。一方、お客の体調不良や生理現象は仕方ないとしながらも、賞レース中の鑑賞についての持論を述べつつ、『これはいぬさん、マジ人生狂わされたと言っても過言ではないんちゃう?』と、いぬを擁護しました。もちろん、いぬのネタ中に席を立ったお客にも、なんらかの事情があったのかもしれません」(同前)

 芸人にとっては、命の次に大事な年に1回の賞レース。その舞台での一発目のボケの直前に、最前列の客が席を立つという行為は是か否か、議論は尽きそうにない。