規制線が張られ、パトカーが止まった一軒家。
93歳の男性が殺害されたとみられる秋田県の住宅です。
警察は当初、クマに襲われた可能性があるとしていましたが、一夜が明け、殺人事件として捜査を始めたことが分かりました。
現場は秋田・大仙市の山あいにある住宅です。
18日午後1時過ぎ、この家に住む進藤藤義さん(93)が、1階の寝室で血を流して倒れているのを帰宅した妻が発見。
通報を受け、警察と消防が駆け付けたところ、進藤さんはすでに心肺停止状態で、その場で死亡が確認されました。
警察は、遺体の損傷が激しいことなどから、当初、クマに襲われた可能性があるとみて近隣住民らに注意を呼びかけました。
しかし、司法解剖の結果、遺体には刃物による複数の傷があり、死因は出血性ショックと判明。
このことから警察は、進藤さんが何者かに殺害されたと断定し、殺人事件として捜査を始めたのです。
近隣住民は「(Q.近隣トラブルとかは)全然、そういう話は入ってこないですね」「(Q.進藤さんの健康状態は)いいんじゃないですか、歩いて郵便局にも来るから。自転車で歩けるし、畑にも行っているみたいよ」と話しました。
警察によりますと、妻が進藤さんを発見したのは外出先から帰宅した直後で、一緒に住む長男は家にいたということです。
凶器とみられる刃物はまだ見つかっておらず、警察は犯人を捜すとともに、凶器の特定を急いでいます。