トランプ大統領 カナダに輸入品35%関税公表…違法薬物がアメリカに流入した“フェンタニル危機”の対処として

Thumbnail

トランプ大統領がカナダからの輸入品に35%の関税を課すと発表しました。この決定は、アメリカに流入する違法薬物フェンタニルの危機に対処するための措置です。トランプ氏は10日、SNSでこの情報を公表し、アメリカ国内でのフェンタニルの流入を阻止できなかったことを理由に挙げました。関税は来月1日から発効し、日本を含む22カ国に同様の措置が適用されます。

さらに、トランプ氏はNBCニュースの電話インタビューで、EU向けの関税発表を11日までに行うとし、他の貿易相手国にも15%から20%の関税を課す計画があると明らかにしました。これにより、国際貿易に大きな影響を及ぼす可能性が高まっています。

また、アメリカのルビオ国務長官は、日本との関税交渉が来週行われることを示唆し、大阪関西万博に参加する財務長官との会談が予定されていることも伝えました。日米間の関税交渉の進展が注目される中、トランプ政権の強硬な姿勢がどのように影響するのか、国際社会が緊張の目を光らせています。

この非常事態に対する反応は、国内外で大きな波紋を呼ぶことでしょう。アメリカの貿易政策の変化が、今後の国際関係に与える影響は計り知れません。トランプ大統領の次なる一手から目が離せません。